チーズティーはカロリー高い?栄養士の試算&カロリーオフのコツ

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チーズティー

「チーズティー」は大ブームになったタピオカドリンクと同じ台湾発祥のドリンク。
お茶などの飲み物の上にふわふわのチーズフォームを乗せた、スイーツ系ドリンクです。

タピオカドリンクに続いてブームになりつつあるのですが、タピオカに負けず劣らずカロリーもかなりすごいのでは…?といわれています。

気になるチーズティーのカロリーとダイエット中でも飲みたいときのポイントを紹介します!

Contents

流行中のチーズティー!何からできている?

バリエーションが豊富!

チーズティーは「ベースドリンク+チーズフォーム+(場合によって)トッピング」が基本の形。
ベースとなるドリンク部分や追加トッピングはたくさんの種類があり、ひとくちにチーズティーといっても、お店やメニューによって見た目も味もさまざまです。

チーズティーとは

ベースとなるドリンクはウーロン茶紅茶台湾茶といったお茶のほか、お茶とフルーツを組み合わせたフルーツティー、タピオカドリンクでも定番だったミルクティー抹茶ラテなど。

ふわふわのチーズフォームはクリームチーズ生クリーム、甘み付けの砂糖や練乳少量の塩を泡立てて作ったもの。「濃厚であまじょっぱい」味が特徴です。

お店によってはタピオカタロイモボール、細かく砕いたクッキーゼリープリンなどをトッピングすることもできるため、組み合わせは数えきれないほどになりそうです。

気になるチーズティーのカロリー

チーズティーはやはり高カロリーなのか

「悪魔の飲み物」…?

大人気の一方で、チーズティーが「悪魔の飲み物」といわれていることをご存じでしょうか?
その理由は、
「チーズフォームたっぷりの飲み物がどう考えてもカロリーが高そうなこと」
「カロリーが高そうなのに、“甘じょっぱくてクセになる”ためどんどん飲んでしまうこと」
といわれています。

飲みすぎては危険なのに、どうしても飲まずにはいられない…という、女子の切実な気持ちが表れている言葉ですね…。

各専門店にカロリー表記はない!

チーズティーは「カロリーが高そう」といわれていますが、実際にはどのくらいカロリーがあるのでしょうか?

ということで、いくつかの人気ティースタンドについて、チーズティーのカロリー情報がないか探してみました。

しかし、いずれの専門店の公式サイトにもカロリー表記はなく、実際に販売されているチーズティー―に関して、正確なエネルギー量を知ることはできませんでした。

チーズティーのカロリー、管理栄養士が計算してみた

チーズクリーム

原材料から推測・計算してみる

実際の商品のカロリーを知ることはできませんでしたが、チーズティーの原材料やレシピからカロリーを推測することはできそうです。

正確なデータとは言えませんが、ある程度の参考になるのではないでしょうか。

標準的なチーズティーの内容は?【推測】

まずは、標準的と考えられるチーズティーの内容を設定しましょう。

多くのティースタンドでは、おおよそMサイズが500ml、Lサイズが700ml程度に設定されています。今回はMサイズ(500ml)を想定。
その容積の8割ほど(400ml)をベースドリンクが占め、残りをチーズフォームとしました。
ベースドリンクには様々な種類がありますが、今回は甘味をつけたミルクティーと設定。
チーズフォームはクリームチーズ・やわらかく仕上がる植物性生クリーム・砂糖のレシピに、
タピオカなどのトッピングは無しの場合で考えます。

チーズティーのカロリーを計算してみた

まとめると、
・ミルクティーベースのチーズティー・甘さ標準
・Mサイズ(500ml)
・トッピングなし

以上の内容で栄養価計算をしてみた結果がこちらです。

■チーズティーのカロリー・栄養価計算*)
材料 使用量 エネルギー たんぱく質 脂質 炭水化物
ベースドリンク
(ミルクティー)
紅茶(浸出液) 260g 0kcal 0.3g 0g 0.3g
牛乳 130g 87kcal 4.3g 4.9g 6.2g
ガムシロップ 25g 69kcal 0g 0g 18.8g
チーズフォーム クリームチーズ 25g 87kcal 2.1g 8.3g 0.6g
生クリーム
(植物性)
50g 196kcal 3.4g 19.6g 1.5g
砂糖 10g 38kcal 0g 0g 9.9g
0.2g 0kcal 0g 0g 0g
合計 495g 479kcal 10.0g 32.8g 37.2g

*)文部科学省:「食品成分データベース:日本食品標準成分表2015年版(七訂)」より作成

※横スクロールで表全体の確認が可能です。

1杯約500kcal…!?飲み物というにはかなり高い

500mlのチーズティーは500kcal近いエネルギー量、という結果になりました。
一般的なペットボトル入りのミルクティーでは500mlで200kcal前後のものが多いのですが、チーズティーとなると、一般的なミルクティーの倍以上のカロリーをとることになるようです。

活動量にもよりますが、標準的な運動量の女性の1日あたりの消費エネルギーは、
15-17歳で2300kcal
18-29歳で1950kcal
とされており、チーズティー1杯で1日の1/5-1/4のエネルギーを占めてしまうことになります。

ドリンク類のカロリー、というと砂糖などの甘味料によるものが多いですが、チーズティーに関してはチーズフォームに含まれる脂質も極めて多いのが特徴。
飲み物というより「食事」に近いエネルギー量であり、たしかにダイエット中は気軽に飲めない「悪魔の飲み物」といえそうですね。

ダイエット中でも大丈夫!カロリーオフのコツ

チーズティーのカスタム要素

カスタムでカロリーも変化する…工夫次第でダイエット中も安心

先に述べた通り、チーズティーはメニューの幅が広く、カスタムの選択肢が豊富なのも特徴です。

そのため、
・サイズ
・ベースドリンクの種類
・甘さ
・トッピング
を選ぶことによって、1杯当たりのカロリーも変わってくると考えられます。

チーズティーが飲み物としては高カロリーなものであることは間違いありませんが、工夫次第で安心して飲めるものに近づけることはできそうです。

要注意!カロリーアップするカスタム要素

ダイエット中の人は要注意!なカロリーアップしてしまうカスタムがこちら。

■サイズアップ

Mサイズ500ml→Lサイズ700mlで、単純に1.4倍に!上記のレシピなら、700kcal近くになってしまいます。

■甘さ多め

ベースドリンクに加えるガムシロップなどの甘味料のカロリーがプラス!
ゼロカロリー甘味料であれば心配ないかもしれませんので、お店ごとに確認してみてもいいかも。

■チーズフォーム追加

チーズティーのカロリーの6割がチーズフォームによるもの。
同じサイズであっても、チーズフォームの割合が増えるとその分カロリーもアップしてしまいます。

■トッピングをプラス

タピオカやタロイモボールなど、人気の追加トッピング。
シロップ漬けにされたものが多く、タピオカ50gで50kcalほどの上乗せになります。

カロリーダウン要素

カロリーアップになるカスタムの一方、カロリーダウンになるカスタム方法もあります。

■サイズダウン

Sサイズの取り扱いがあるのであれば、ぜひ取り入れたいところ。
Mサイズしかなければ友達とシェアして半分の量に、というのもいいですね。

■ベースドリンクをミルクなしのお茶に

ベースドリンクの牛乳も、量によっては100kcalほどを左右する要素になります。
チーズフォームでミルク感は十分味わえるはずなので、ベースはストレートのお茶にしてみてはいかがでしょうか?

■甘さ控えめ・無糖にカスタム

チーズフォームの甘みで十分、という場合にはベースドリンクの甘みはなくてもいいかもしれません。
上記の計算上では、無糖にすることで70kcalほどをカットすることができます。

まとめ・注文時にできるカロリーを減らすポイント

ここまでをまとめると、チーズティーのカロリーを減らすためには

・サイズは小さめを選ぶ
・ミルクの入らないベースドリンクを選ぶ
・甘さは控えめを選ぶ
・タピオカやチーズフォーム追加といったカスタムは控える

といったことがポイントです。
これらすべてとは言わなくとも、いくつかを選べば、ある程度はカロリーオフにできそうですね。

「即太る」食べ物・飲み物はないので食事全体・生活全体を見るのが◎

ダイエット中でも「飲んではダメ」「食べてはダメ」なものはない

「○○は太る」といった言い方はよく耳にする表現ですが、正確には「食べたら太る」というものは存在しません。

太る、というのは体についた体脂肪が増えること。
体脂肪は、「摂取エネルギー全体」が「消費エネルギー全体」を上回った状態でしか増えません。

なので、チーズティーもそれそのものによって太る、ということはなく、いつもの食事にプラスして飲んでしまったり、プラスされた分の摂取エネルギーを消費できていないために体脂肪として蓄積されてしまうのです。

もちろん、チーズティーを含めた甘いお菓子や飲み物などは、量のわりにカロリーが高く摂取カロリーの上乗せになりやすいため、量や頻度を考慮する必要があります。

飲んだ分、ほかの間食・食事を減らす工夫

カロリーの高いものをとった後は、そのほかの食事で調整しましょう。

前後の間食は控え、そのほかの食事は野菜やお肉をしっかりとれる内容を心がけましょう。

チーズティーに関しては、砂糖と脂質が多めなので、お菓子や揚げ物は避け、ごはんなどの主食は摂りすぎないようにしましょう。

ただし、チーズティーを飲みたいがために普段の食事を減らすことを頻繁に行うのは避けるのがベスト。
通常の食事をとる機会が減ると栄養バランスが乱れ、望ましい食生活とは言えません。

飲んだ分のエネルギーを消費する工夫

摂取カロリーが増えてしまっても、消費カロリーを増やせば問題ありません。

チーズティーを飲んだ後は運動を頑張る、または運動を頑張ったご褒美としてチーズティーを楽しむというのもいいですね。

ちなみに、上で計算したMサイズ約500kcalぶんを消費するためには、体重50㎏の人で軽いジョギング90分に相当。
週1回のチーズティーのために、週3回30分ずつの運動を頑張る、という対処法も理想的です。

上手に調節しつつ、ダイエット中もおいしい食事を楽しもう

ダイエット中であっても、「食べてはいけない」「飲んではいけない」というものはありません。
これはカロリーが高いから、と我慢するのではなく、そのほかの食事や運動で上手に工夫して、おいしい食べものや飲み物を楽しむのがいちばんです。

参考文献

文部科学省:「食品成分データベース:日本食品標準成分表2015年版(七訂)」

厚生労働省:「日本人の食事摂取基準(2015年版)」