投稿日: 2019.04.21 | 最終更新日: 2024.04.08

甘酒のダイエット効果とは?太る飲み方と痩せる飲み方・飲むタイミングを解説

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甘酒

甘酒のなかでも「米麹甘酒」は「飲む点滴」「飲む美容液」ともいわれ、健康的な食品として注目されています。
ダイエットにも活用できると話題ですが、どんな点がダイエットに効果的なのでしょうか?

この記事では、甘酒をダイエットに取り入れるメリットはあるのか、痩せるための活用のポイントを紹介します。

甘酒のダイエット効果とは

甘酒のダイエット効果

ダイエット=体脂肪を減らすこと。
体脂肪を減らすためには、摂取カロリーを消費カロリーよりも少なくすることが原則です。

甘酒を活用することで、摂取カロリーを抑えることができれば、ダイエットに効果アリといえそうですが、甘酒に関してダイエットの利点となる特徴は、以下のようなものが挙げられます。

  • 低脂質で水分が多い
  • 糖質が主成分で満足感がある

ただし、甘酒に飲むだけで痩せるような特別な成分が含まれるわけではないことに注意が必要です。

それぞれの内容について詳しく解説します。

低脂質で水分が多い

甘酒の栄養素について、厚生労働省が発表している日本食品標準成分表における100gあたりの栄養価をまとめたものがこちらの表です。

甘酒の栄養価(100gあたり)
カロリー 76kcal
たんぱく質 1.7g
脂質 0.1g
炭水化物 18.3g
食塩相当量 0.2g

また、市販品の甘酒は製品によっても栄養価が異なります。

広く市販されている製品の栄養価は以下のようになっていました。

市販品A 市販品B 市販品C
カロリー 61.6 kcal 69 kcal 74.4 kcal
たんぱく質 1.2 g 0.7 g 1.28 g
脂質 0g 0g 0.24 g
糖質 14.24g 16.5g 16.88g
食塩相当量 0.16g 0.12g 0.16g
いずれの場合も、甘酒はおよそ8割が水分で、残りのほとんどが炭水化物です。
また、脂質やたんぱく質はわずかにしか含まれてはいません。

成分としては「水分が多く、脂質が少ない」のがダイエットにおける利点となりそうです。

主成分が炭水化物のみで脂質はほとんど含まれないため、脂質の多くなりがちな食品の代わりに取り入れるのが良いと考えます。

糖質が主成分で満足感がある

甘酒の主成分は糖質で、血糖値を速やかに上げて満足感が得られやすいのも利点のひとつです。

甘酒は「おかゆ」とほぼ同じで糖質が主成分であり、さらに米麹のはたらきによってでんぷんが分解されて糖になっているため、消化吸収が早い特徴があります。

「飲み物」としてはかなりカロリーが高い部類に入りますが、おかゆのような「ごはん物」として考えればカロリーは低め。

ダイエット中に取り入れるのであれば、「飲み物」ではなく「食べ物」として扱うのがおすすめです。

特別に痩せる成分は含まれない

気を付けたいポイントとしては、「飲む点滴」「飲む美容液」といわれる甘酒も、飲むだけでやせる魔法の飲み物ではないということ。

甘酒そのもの、およびその原材料についても、ダイエットに効果があるとする科学的なデータは存在しないのが現状です。

また、甘酒は食品の中でも特に低カロリーで腹持ちのよい食品、というわけではないため、ダイエットにぜひ取り入れるべきものとは言えないのが実際のところです。

甘酒を飲むおすすめのタイミング

甘酒を飲むおすすめのタイミング

甘い味の甘酒をダイエット中に取り入れるのであれば、間食のタイミングがおすすめです。

いくら摂取カロリーを低く抑えられたとしても、1日3食すべて甘酒1杯ずつ、といったような方法は極端にエネルギーが不足するためおすすめできません。

また、甘酒だけの食事ではたんぱく質や脂質、その他の微量栄養素が不足するため、長期間続けると体調不良の原因になります。

間食か、多くとも朝食に取り入れる程度が安心です。

いつもの高カロリーなおやつの代わりに甘酒を取り入れれば、摂取エネルギーを抑えられます。

甘酒の太る飲み方

甘酒の太る飲み方

甘酒はカロリーが少ない食品ではないため、ダイエットに取り入れる場合にはコツが必要です。

無計画に甘酒を取り入れると、かえって逆効果になることも考えられます。

ダイエットの失敗につながる「太る飲み方」を紹介します。

いつもの食事にプラスする

いつもの食事に単に甘酒を足すだけでは、摂取カロリーが増加して体脂肪の増加につながるため避けましょう。

甘酒は100gあたり60~70kcal台のカロリーがあるため、いつもの食事に足すだけでは単にカロリーの上乗せになってしまいます。

甘酒をダイエットに活用する方法は、「プラスする」のではなく、「置き換える」ことが大前提になります。

カロリー計算をせずに置き換えする

置き換え前後のカロリー計算をせずに取り入れると、かえって摂取カロリーが増えてしまうことも。

置き換えダイエットに甘酒を取り入れたとしても、置き換え前の食事の方がカロリーが低い場合には逆効果になってしまいます。

甘酒は飲み物のひとつですが、飲み物の中でもカロリーが高めです。
よって、飲み物と置き換えても摂取カロリーが低く抑えられないことが多いことに注意しましょう。

甘酒の痩せる飲み方

甘酒の痩せる飲み方

甘酒をダイエットに取り入れて体重を減らすには、甘酒よりもカロリーの高いものと置き換えることが大切です。

食事内容が偏らない程度に、高カロリーな間食の代わりに取り入れるのがおすすめです。

カロリーの高い間食と置き換える

食事前に飲む甘酒の摂取エネルギーよりも、そのあとの食事から減らせたエネルギーが大きければダイエットにつなげられます。

おすすめは、甘酒の代わりに同じ炭水化物を主に含むお菓子類を減らす方法。
ストレートタイプの甘酒125ml(80kcal)を1本飲んでドーナツ1個(約230kcal)を控えれば、1食あたり150kcalをカットすることができます。

毎日続ければ、48日で体脂肪1㎏相当のエネルギー(7200kcal)をカットすることができますよ。

甘酒よりカロリーの高いものリスト

甘酒をダイエットにつなげるには「いつものおやつ」が甘酒よりも高カロリーであることが前提です。

高い頻度でドーナツやスナック菓子のようなカロリーの高いものを食べていたという人は、(間食なしが良いのはもちろんですが)おやつを甘酒にすることで摂取エネルギーを抑えることができそうです。

反対に、いつものおやつが甘酒と同じくらいの(または甘酒よりも低い)カロリーだった場合、甘酒を取り入れるメリットはありません。
自分のいつもの食生活を振り返って、甘酒を取り入れるメリットがあるか確認してみましょう。

甘酒よりもカロリーの高いものをリストアップしました。置き換えの参考に活用してくださいね。

甘酒よりも高カロリーな間食の例(1食あたり)

  • ポテトチップス 小1袋(28g):157kcal
  • ドーナツ・ハニーグレーズド 1個:230kcal

甘酒と同じくらいのカロリーの間食の例(1食あたり)

  • ビスケット3枚(16.2g):72kcal
  • 甘酒1缶125ml:80kcal
  • バナナ1本(可食部100g):86kcal
  • ミルクチョコレート4粒(14g):84kcal

また、以下のような食品は甘酒よりも低カロリーなため、置き換えると逆効果になりますので注意しましょう。

甘酒よりも低カロリーな間食の例(1食あたり)

  • みかん1個(可食部70g):32kcal
  • キウイ1個(可食部100g):53kcal
  • りんご1/2個(可食部100g):57kcal

まとめ

ダイエットや美容の話題に登場することの多い甘酒ですが、実態は「消化吸収しやすいおかゆ」のようなもの。
素早いエネルギーチャージに適した甘酒は、消化吸収をゆっくりな食品で空腹感を避けて摂取エネルギーを減らすダイエットに当てはまりにくい食品といえます。

もちろん、同じ重さの白ごはんに比較すれば甘酒は水分が多くエネルギーが低い面もあります。
摂取エネルギー全体を確認しながら、上手にダイエットしたいですね。

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参考文献

文部科学省:「食品成分データベース:日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」

平井 しおり管理栄養士
平井 しおり管理栄養士

2013年に管理栄養士資格取得後、保育施設に勤務、栄養相談などに従事。

現在は「イマカラ」にて、栄養とダイエットに関する科学的根拠に基づいた情報を発信しています。